市公安局は11月1日(水)、娯楽施設の管理制度を大幅に見直す方針を示した。長年問題視されてきた娯楽施設と警察の癒着を絶つことがねらい。
具体策として、まず市内5200の娯楽施設において、公安局各管轄区の相互調査が導入される。娯楽施設の違法業務が発覚した場合、該当区派出所の所長が責任を問われ、規定に基づいた罰則が課せられることになる。また、公安局の内部調査も不定期で実施する予定。
市公安局は、ことし3月に国務院が制定した「娯楽上管理条例」と、8月より市政府が施行している9つの新条例に基づき、娯楽施設を強化的に取り締まる管理体制を打ち出していた。しかし市民からは、娯楽施設と警察の癒着から、管理体制がうまく機能していないのでは、という声も上がっていた。
公安局の江副所長は、「警察側は、関係する政府機関やテレビ管理局などと連携し、娯楽施設の違法業務を互いに報告する制度を構築する」と述べ、癒着問題改善に意欲を見せた。
(11月2日)
~上海ジャピオン11月10日発行号より