上海市を含む周辺地域一帯では、亜熱帯高気圧の影響で酷暑が続いている。
中国気象網によると8月4日(日)時点において、徐匯区の徐家匯駅観測地点で今シーズン最高となる40・4度を記録。同日で3日連続、また1873年の観測開始以来では24日目の40度超えとなった。さらに今夏は日没後も気温が下がりにくく、2日(金)には徐家匯観測地点で最低気温が32・1度と、2010年以来の熱帯夜となった。上海市緑化景観局は同日、高温紅色警報をうけ、外灘などの観光スポットの夜間ライトアップ終了時間を1時間繰り上げたという。
また日中の高温による上昇気流で大気の状態が不安定になり、夕方から夜にかけての急な雷雨や雹(ひょう)、突風などが起こる可能性が高まっており、最新の予報に注意が必要だ。上海中心気象台によると、12日(月)前後には亜熱帯高気圧の影響が弱まり、暑さが和らぐ予報。(8月4日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2024年8月9日号