天然的生活~小松菜(コマツナ)

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コマツナで骨を丈夫に
19世紀に中国から日本へ伝わったコマツナは、
中国の「油菜(ヨウツァイ)」の仲間である。
ホウレンソウとともに、
栄養価の高い冬野菜として知られ、
炒め物や鍋、サラダなどで食される。
コマツナは、緑黄色野菜に分類され、
カルシウム、ビタミンA、鉄、カリウム、
食物繊維などを豊富に含む。
なお、カルシウムにおいては、
ホウレンソウの約5倍の含有量があり、
野菜の中ではトップクラスである。
また、動脈硬化など成人病を
予防すると言われるベータカロチンや、
美容によいとされるビタミンCも含まれる。
中国では、貧血や骨粗鬆症の予防、
神経の伝達をスムーズにし
気持ちを落ち着かせる効能があるとして、
妊婦を始め、高齢者や成長期の子どもに
積極的に食べられている。
ほか、歯痛止めやガン予防効果もあるのだとか。
一般家庭では、炒めて食すことが多いが、
サッとゆでたコマツナの水気を絞り、
塩昆布と白ゴマをまぶした和えものなどもある。
クリスマスや正月には、
黒豆やプチトマトで装飾し、
酒、砂糖、醤油、塩で味付けした
お浸しなども登場する。
ビタミンやカルシウム、カロテンなど
栄養満点のコマツナ。
丈夫な歯や骨を維持していくためにも、
継続して食べていこう。

 
~上海ジャピオン2013年1月18日号

 

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