中東のエキゾチックダンス
Tシャツでの参加もOK
「友達がこの教室でベリーダンスを習っていて、興味を持ったんです。
今までは見る機会もほとんどなかったんですが、運動不足解消のために、
ちょっとやってみようって思ったんです」と、山田さんは語る。
ベリーダンスは、中東やアラブ文化圏で発達したエキゾチックなダンス。
中国語では「中東肚皮舞」と書き、その名の通り女性はお腹を露出させた華やかな衣装を着ることが多い。
とはいえ、露出させるのが苦手なら、服装は自由。
山田さんも「お腹を出して踊っていると、きっと旦那が驚くと思うので…」と躊躇し、
Tシャツスタイルで参加することにした。
見よう見まねで上達
背筋を伸ばし健康的に
授業は10人ほどで進められ、山田さんは初級のクラスに参加した。
授業が始まると、10㍍四方の鏡張りのダンスフロアに、中東らしい独特のメロディーが響く。
この道3年のレナ先生は、「一、二、三、四」と中国語でリズムを取りながら指導する。
生徒たち一人ひとりの動きを見ながら、分かりやすい動きで導いてくれる。
山田さんも「見よう見まねで動いていました。
言葉は分からなくても、動作があるので何とか理解できます」という。
下半身でステップを踏みながら上半身を滑らかに動かし、段々と踊りの世界に没頭していったようだ。
レッスン時間が経つにつれ、山田さんの動きには無駄がなくなり、段々と様になってきた。
「久しぶりに動いて、とても気持ちよかった。背筋を伸ばすので、姿勢もよくなりそう」という山田さん。
体験レッスン後も、しばらく通ってみることに決めたという。
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~上海ジャピオン8月13日号より