劇的!カルチャー体験 Vol.23 姿立紙芸館

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温もりの紙細工
親子で挑戦も楽しい

 「下の子が幼稚園に通うようになって、ようやく子育てがひと段落したんです。
何か習い事でもやろうかな、と思っていところ、幼稚園のママ友達の家に遊びに行ったとき、
部屋にシャドーボックスが飾られているのを見たんです」という山口さん。
この日は小学生の娘さんと一緒に参加した。
 シャドーボックスは紙細工の一種で、細かな切り絵を接着剤を使って立体的に組み立てるペーパーアート。
完成品には、手作りならではの温もりと美しさがある。
 教室はマンションの一室で、窓から採光した明るい室内には、
学校の図工室の一角のように大きな作業机が並んでいる。
親子並んで腰掛けた山口さんは、早速初めてのシャドーボックス作りに挑戦することになった。

先生の温かい励まし
完成後は達成感

 まずは、バラの絵を型どおりに専用カッターを使って切り抜く所から始まる。
先生は山口さんの手元を見守りながら、カッターの持ち方などを丁寧に指導。
最初は恐るおそるだったが、「大丈夫、きれいに切れてますよ」と先生に励まされると、
山口さんも少しずつリズムがでてきた。
さらに、見本を見ながら、それぞれのパーツを接着剤を使って組み立てれば完成だ。
 「先生がところどころ手直ししてくれるので、作りやすかったです」という山口さん。
娘さんも、その横で可愛らしい朝顔の花を作り上げた。
山口さんは「初めてなのでうまくできるか心配でしたが、完成したときは達成感がありますし、
親子でいい思い出ができました」と、笑顔で作品を持ち帰った。

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~上海ジャピオン9月17日号より

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