劇的!カルチャー体験 Vol.77~Chinese Cooking Workshop

本場で中華を学ぶ? 外国人向け料理教室
今回の体験者・伊藤さんは、東京で料理教室を開いている。
中華料理をきちんと教えるには、
本場で学ぶのが一番と考え、旅行を兼ねてやってきた。
「チャイニーズ・クッキング・ワークショップ」は、
2003年に創設された、外国人向けの調理スクール。
一番人気の点心は約50種類、
中華料理は200種類にもなるという。
そのほか、タイ料理やイタリアン、
ベーカリーコースもある。

中華素材が決め手? 軽やかに鍋を振る
今日、最初に伊藤さんが作るのは、
「セロリと押し豆腐の塩炒め」だ。
王先生は、中国のセロリは日本のものに比べて柔らかく、
香りが強いので、薄味の炒め料理にぴったりだと話す。
まず、セロリを洗って5㌢程度の長さに切り、
押し豆腐は細切りにする。
その間に沸かしておいたお湯にセロリを入れて下茹でをし、
油と塩を加える。
一度セロリを中華鍋から引き上げ、
再び油をひいた中華鍋で炒める。
押し豆腐を入れ、塩・砂糖・醤油・酒を加え、絡めていく。
先生は、中華鍋を左手で軽やかに振るが、
小柄な伊藤さんは鍋が重すぎて苦戦。
そこへ先生が鉄製の中華お玉を取り出し、
伊藤さんに笑顔で差し出す。
鍋を振れない代わりに、お玉で手早くかき混ぜる、
という先生のジェスチャーに、
中国語の分からない伊藤さんも笑顔で頷く。
最後にごま油を加えて一混ぜしたら、
とうとう完成。
伊藤さんは「さすがプロ、という手さばきだけど、
代替案も教えてくれるのがいいですね。
明日は点心を教わりたいです」と話し、
早速翌日のスケジュールを確認していた。

~上海ジャピオン11月04日号

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