蚕の病原体の研究を通し、「予防接種」の手法を開発したパスツールとも親交があったファーブル。
学校の教師をしていたこともあり、学術書の多くを読み物の形で世に送り出しており、日本や中国、韓国、ロシアなどで広く親しまれている。
今週はそんな彼の名言から、「毋庸wu2yong1(~するに及ばない、~する必要がない)」をクローズアップ。主に「毋庸置疑(疑うべくもない)」や「毋庸贅述(くどくど言うには及ばない)」のように
四文字熟語で用いられる。なお名句中の「諱言」は「明言を避ける」の意。「毋」は「無wu2」や「勿wu4」にも置き換え可能。
~上海ジャピオン9月25日発行号