親子で茶道を初体験 礼儀作法を学ぼう
この前、学校のオンライン授業で、先生が日本の茶道を体験していたんだ。それがすごく新鮮で、お茶や和菓子もおいしそうだったから、今日は「KASUMI日本茶道教室」にママと一緒に体験に来ました。
迎えてくれた宗麗先生、着物がキレイだなぁ。それに教室には畳の茶室があって、すごく珍しい。おそるおそる畳の上に座って、宗麗先生のレッスンが始まります。
今日は初めてなので、僕とママが客人、先生がおもてなしをする亭主の役をしてくださいます。お客様だからラクチン…と思っていたら、全然違う。客人は〝もてなされる側〟としての礼儀作法があって、「真・行・草」というお辞儀の仕方にはじまり、和菓子をいただく時のマナー、箸の使い方、お茶の飲み方…と、覚えることがたくさんです。
特におじぎなどの礼儀作法は先生が厳しくチェックしていて、ちょっと違うと「はい、やり直し」。あっ、ママも姿勢を直されている。大変だなぁ、と思いましたが、先生がお抹茶を立てるお点前は本当にキレイで、こんな風におもてなしができるようになったら、カッコいいなあと思いました。
1時間半のレッスンでしたが、こんな風に、おもてなしについて考えたり、自分の姿勢や手足の動きを意識したりしたのは初めて。小さな茶室で、先生とのマンツーマン授業は、いつもとは全然違う、緊張感があるけど、落ち着いた時間を過ごせます。先生手作りの、季節の和菓子とお抹茶もおいしかったです。
先生の紹介によると、まずは12回コースを修了すると、生徒同士で茶会を開いたり、お点前を披露できたりするんだって。上海を離れても、日本や海外で何年もお茶を続ける人が多いんだとか。また先生は、和菓子教室や、和紙を使った工芸品の教室もやっているから、日本の伝統を色々勉強できるね。
お問合せ KASUMI日本茶道
住所 延安中路877弄40号1階(×陝西南路)
TEL 135-0187-8977(日本語可、微信可)
予算 期間中は「和菓子制作体験」(通常300元)、「季節の和紙作品作り」(通常350元/各人)が280元に
~上海ジャピオン2022年1月14日号