その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.5】
ゴホゴホ、じゅるじゅる、そして発熱。いつもの風邪だと思っていたら、なんだか胸が痛い…。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
もしかして心筋炎(しんきんえん)かもしれません。
ただの風邪だと思いきや、心臓が止まるかもしれない「心筋炎」だった――。
普段は鼻や喉を攻めてきて、鼻水や咳などの症状を引き起こす風邪ウイルス。心筋炎は、特にインフルエンザなどの風邪ウイルスが、まれに心臓に入り、心臓が炎症を起こす病気です。風邪以外の症状としては、身体とウイルスが心臓で戦っているため、胸が痛くなったり、息苦しくなったりします。この状態を放っておくと、心臓が悲鳴をあげるのは時間の問題。早く発見して、病院で治療を受け安静にしていれば十分に治りますが、治療を受けないと最悪の事態も起こりかねません。
ただ、こうした症状も普段の風邪と思いがちで、気づくのは難しいもの。これをお医者さんは心臓の音や形、血液の様子などから見分けます。心筋炎になると、その影響で心拍がとても速くなったり、心臓が少し大きくなったりするので、心音を聞いたり、レントゲンや血液検査などで分かるのです。
最近上海ではインフルエンザが流行中。仕事があるからとつい病院に行きそびれていると、もしかして心臓にウイルスが侵入しかけているかもしれません。
風邪は万病の元。いつもの風邪だとあなどらず、1度は診察を受けましょう!
■今週のドクター
上海国賓クリニック
史亜州 先生
住所:古羊路777弄名都城東森会館
TEL:6401-2702
診療: 9時~18時(月~土)、完全予約制(日・祝)
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン3月28日発行号より