カラダのサイレン「生理周期の乱れ」 | 中国・上海日本語フリーペーパー『上海ジャピオン』ウェブサイト

2008/8/28
上海の医療

カラダのサイレン　「生理周期の乱れ」

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状！
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.26】
上海で暮らし始めてから生理の周期が乱れがち。痛みもひどくて、始めの２・３日は起き上がることができないほど。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が！

生理不順（せいりふじゅん）かもしれません。

　現代女性にとても多い「生理不順」。放っておくと不妊にもつながるこの病気、気になる症状があれば迷わず医師に相談しましょう！
　「生理不順」とは、生理の周期や出血が続く日数などに異常があることで、出血量が非常に多い、痛みが耐えられないほどひどい場合もこれにあたります。個人差もありますが、生理周期が25日から35日で、生理自体は３日から７日続くのが正常範囲の目安。毎月生理周期をメモして自己チェックを心がけましょう。
　原因は主に精神的ストレスや無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れ、子宮内膜症や子宮筋腫、甲状腺機能異常といった疾患など様々。上海に暮らす外国人の中には、生活環境の変化が原因で生理不順になったという人も多いようです。
　治療には様々な低容量ピルを用いるなどの方法もありますが、ホルモンバランスの乱れが原因の場合、中医学では漢方薬と鍼治療が効果的。漢方薬で体と精神をリラックスさせ、鍼治療で血の流れをスムーズにすることで体を規則正しいリズムに導きます。原因にもよりますが、生理痛などは１度の施術で治ることもあるとか。せっかく中医学の本場、中国に住んでいるのですからこの機会にしっかり治してしまいましょう！