「首に突起物」

その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。

【サイレンNo.54】
 首や顔に黒っぽいぶつぶつがたくさんできてる!
さらによく見たら胸元やおなかにも…。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!

尋常性疣贅(じん じょう せい ゆう ぜい)



 首の辺りに小さな粒状の突起物がたくさん…。
なんだか気持ち悪い。
これは「尋常性疣贅」かもしれません!
 「尋常性疣贅」とは「いぼ」のことです。
誰もが持っている「ヒト乳頭腫ウイルス」が、免疫力の低下時や、皮膚の損傷時に、皮膚に根を張ることで発症します。
首や顔、胸元や腹部、腋(わき)などの皮膚の柔らかい部分にできやすいのが特徴。
黒もしくは皮膚より少し濃い色の小さな突起物ができ、次第に大きくなって、表面がザラザラの灰白色になります。
厄介なことに、感染力が強いため、家族やパートナーにうつしてしまう可能性も。
気になる人は、すぐに病院に行くことが大切です。
治療は一つずつレーザーで焼き切っていきます。
前述の通り、感染力が強いので近い人が感染していたら、同時に治療を行っていきましょう。
 予防は皮膚を清潔に保つこと。
タオルの共用を避けるなど、ウイルスをうつしにくい環境を作りましょう。
また、体を洗うときは、必要以上に強くこすらないこと。
目に見えない傷から感染しやすいので注意しましょう。
 ストレスも感染原因のひとつ。
ストレスを溜めず、ウイルスを寄せ付けない身体を目指しましょう!

 


■今週の監修
盛・美容外科
盛虹明 先生

※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。

~上海ジャピオン4月10日発行号より

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