湯気で簡単、ドライアイ予防
――長時間デスクワークをしているせいか、夕方ぐらいになると目が疲れてきて…。
先生 それなら、お湯を使って簡単にドライアイ予防と疲れ目対策をしましょう。
――お湯ですか! それならお金も手間もかからないですね! 具体的には、どのようにすればいいですか?
先生 沸かしたお湯をコップなどの容器に注いで、やけどをしない距離で目を近づけて、10分間程度まぶたに湯気を当てて温めてください。ぬるくなってきたら、新しいお湯に入れ替えましょう。蒸しタオルでも構わないのですが、使用中にタオルが冷めてしまい、かえってまぶたを冷やしてしまわないよう気を付けましょう。また、タオルは清潔に保ち、目に菌が入らないようにしてくださいね。
――なるほど。どうして目を温めるのがドライアイ予防に繋がるのですか?
先生 まぶたの縁には、マイボーム腺という皮脂腺があり、そこから出る皮脂が目の表面を覆うことで涙が蒸発されるのを抑え、目の潤いが保たれています。しかし、何らかの理由で皮脂が固まることで、ドライアイの一因となります。目を温めることで、その予防に繋がります。
~上海ジャピオン2016年06月17日号