お医者さんの御用達 第600回「「ザクロ」

 

消化を助けるザクロ

――すっかり寒くなりましたね。冬の果物といえば、私の中ではミカンですが、先生は何をよく食べますか?

先生 秋から冬の初めが旬の「ザクロ(石榴)」をこの時期は常備していますよ。

 

――子どもの頃、実家の庭になっていて、おやつに食べた記憶があります。

先生 ザクロはたくさんの赤い実が詰まっていることから、子孫繁栄の縁起物とされ、よく庭に植えられていますね。ビタミンCやポリフェノールの一種であるアントシアニンなどの栄養が豊富な、多機能なフルーツでもあり、抗酸化作用や消化を助ける働きがあると言われています。

 

――デザートとして食後に食べてみます。

先生 空腹時に食べることが効果を高めるポイントなので、間食にオススメです。量は1日に半個程度で、多くても1個以上食べないようにしましょう。ザクロの赤色で歯が染まってしまう事を防ぐために、食べ終わったらすぐにうがいをしてください。便秘や糖尿病の人は食べすぎてはいけません。皮を剥いてほぐしたザクロは、ラップに包んで冷蔵庫に入れれば1〜2日はおいしく食べられます。丸ごとのザクロは、袋に密封し冷蔵庫へ入れると1〜2カ月保存可能なので、まとめ買いも安心ですね。

 

~上海ジャピオン2023年12月15日

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