考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~DEMO CAFE

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落ち込みマートン

私は考える男マートン。最近、スランプになったのか、思考が散乱して哲学に集中できん。…少し休んで、カフェにでも行こう。

まずはコーヒーを1杯。うむ、アロマが香る。…悩んでも仕方ないが、考えがまとまらんと滅入るな。どうにかしてスランプを脱出せねば。…こんな時は、小部屋(トイレ)に行けば妙案が浮かぶかもしれん。

モンドリアンの哲学

便座に腰かけると、棚に並んだ、赤・黄・青色の小瓶が目に入る。この3色…色の三原色だな。となると、20~40年代に活躍した、オランダの画家・モンドリアンの作品が連想される。彼は、抽象芸術の理論「新造形主義」を発表し、水平と垂直の線、色の三原色と無彩色のみで構成された作品を作り続けた。これらの要素こそが、世界の本質であり、宇宙の調和であると説き、ひたすらこの哲学を極めたのだ。

宇宙の調和…私の求める真理と無関係とは思えんな。そう言えば、モンドリアンの作品は、後のデザイナーに大きな影響を与え、60年代には、彼の作品に着想を得たドレスが大流行した。私も彼にあやかって、モンドリアンスタイルの衣服を着れば、真理に近づけるかもしれんな。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年9月6日号

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