上海市で、ペット犬の飼い方などを定める「上海市ペット犬管理条例」が、5月15日(日)施行された。
これにより、学校や病院、博物館、公共交通機関などの公共スペースへの犬の持ち込みが禁じられるほか、
公園や緑地への犬連れによる立ち入りが、管理員により制限可能となった。
市ではすでに多くの公園や緑地で犬の散歩を禁止しており、今後は、犬連れで立ち入ろうとし、
管理員の制止を聞かない場合は、最高で200元の罰金を科す。
しかし、一部の集合住宅に併設された公園などは、注意を促す看板を設置したものの、
管理員の目を盗んで犬の散歩を行う住民も少なくなく、対応に苦慮している公園も多い。
同条例では、犬の立ち入り禁止・制限区域の制定以外に、犬の飼育数を各家庭1匹までと規定。
また満3カ月以上の犬に、狂犬病の予防接種と、
犬の年齢や飼い主の姓名、身分証番号などを記録した電子タグの着用も義務付ける。
(5月16日)
~上海ジャピオン5月20日号