欧州エアバス社の総2階建て超大型旅客機「エアバスA380」が、
中国南方航空による中国初の飛行開始後12日目に当たる10月29日(土)、
故障を発生。
これにより、上海浦東発北京往きCZ6999便の運航を代替機で
行う出来事があった。
故障が起きたのは、機体の高揚力装置であるフラップ部分。
修理には国外から部品を調達する必要があったため、運航機材の
変更となった。
同機に搭乗予定だった乗客のうち、228人が代替機に乗り、
180人がチケットの払い戻しを行ったほか、90人が搭乗日を変更した。
また同航空は、エコノミークラスの乗客には400元、ファーストクラス
の乗客には600元の慰謝料を支払っている。
同機は、ファーストクラス・スイートに、洗面所や23?のテレビが
個別で設置されるなど、その豪華さと大きさから注目を集め、
各便とも満席状態だった。
なお同機の修理は30日(日)に完了し、翌31日(月)の北京―広州間の
運航から再度投入された。(10月31日)
~上海ジャピオン11月04日号