上海の復旦大学歴史学および生物学連合専門家グループが、2011年
12月28日(水)、三国時代の英雄・曹操を特定できると見られる遺伝子
部位を発見したことを明らかにした。
同部位は、O2―M268型Y染色体。
これは調査に協力した、曹操の子孫とされる有力な6家族に顕著に現れた
染色体で、一般的に全国の漢民族中では約5%しか見られない珍しい
タイプとされる。
同大学では、09年より、全国各地の79家庭の「曹」姓の男性280人と、
曹操の親族とされる「夏侯」や「操」などの姓の男性446人の血液を
集め、調査を実施していた。
今回の発見に伴い、09年に河南省文物局が曹操の墓と発表した、同省安
陽市にある「曹操高陵」の真偽をめぐる論争に一石を投じると見られている。
(1月2日)
?~上海ジャピオン01月13日号