市環境監測センターは2月27日(水)、春節前の豪雪に対し空港が使用した大量の融雪剤が河川に流入し、水質を汚染していると発表した。現時点では飲用水への影響はないという。
同センターが2月2日と4日に行った虹橋空港周辺河川の水質調査によれば、融雪剤の影響と見られる、水中の汚染レベルを示す化学的酸素要求量(COD)が大幅に上昇していた。
融雪剤には有害な化学成分が含まれるものがあり、水質汚染のほか土壌汚染や街路樹が枯死するなどの怖れも指摘されている。こうした被害は中国全土に広がっており、広東省など一部地域では水源の汚染により生活水が使用できなくなるケースも報道されている。(2月28日)
~上海ジャピオン3月7日発行号より