上海市宝山区の顧村公園は、6月13日(水)、昨年6~8月にかけて、細菌感染した桜の
木223株を、焼却処分にしたことを明らかにした。
同園管理責任者によると、病名は「根頭がんしゅ病(冠癭病)」で、根や根の付け根辺り
で瘤が発生する病気と解説。
病気にかかるとすぐには枯れないが、徐々に樹勢がそがれ、弱っていくとされる。
病気の発生に関しては、発生区域が、水が溜まりやすく、土壌が湿った状態に置かれて
いたことが原因と見られている。
なお、同病気による人体への影響はない。
同園では、感染病発覚後、市林業有害物質検査検疫部門の指導の下、園内のすべての桜の
木に番号を割り振り、管理を強化。
感染区域と感染の疑いのあった約1000株の消毒を行うなど、再発防止に努めている。
(6月15日)
~上海ジャピオン2012年6月22日号