国際的な原油価格の高騰を受けて、上海の空港を利用する各航空会社は、6月より燃油サーチャージ(燃油特別不可運賃)の最値上げに踏み切っている。
値上げ対象となっているのは主に国際線。中国東方航空では、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ行きなどで、従来の600元から800元に値上げ、済州島行きの韓国路線では従来の180元から420元に値上がりした。このほか、中国国際航空、海南航空、中国南方航空などでも相次いで国際線の値上げを実施。
国外の航空会社では、ノースウエスト航空がことし3月の値上げから6月再値上げに踏み切ったほか、ここ3カ月でエアカナダやルフトハンザ航空らも値上げした。また、ANAとJALでも7月1日発券分より、値上げを実施する予定。
業界関係者は、国際線では値上げが続いているものの、中国国内線についてはしばらく値上げはないとの見方を示している。(6月12日)
~上海ジャピオン6月20日発行号より