大気汚染レベルが黄色警報 一部学校で鼻用マスク配布

上海市中心気象台は11月12日(水)午前、大気中のPM2・5濃度が重度汚染レベルに達するとして、この秋初めての黄色警報を発令した。

市では、11日(火)夕方頃よりPM2・5濃度が上昇。12日(水)黄色警報発令時の規則に従い、一部工業に生産制限や運輸業務停止などの措置が採られた。同日、市は今秋最長とされる10時間以上に渡って、重度汚染状態となり、その後一旦は快復に向かうも、17日(月)には再び黄色警報が発令された。これは、北方から南下してきた汚染物質を多く含む冷気の影響によるもので、気温低下と大気汚染指数(AQI)の上昇を招いている。また気温が下がるにつれ落葉や紅葉も始まった。

大気汚染が深刻化する中、上海平和双語学校を始めとする一部学校では、生徒に鼻用マスク「霾星人mai2xing1ren2」を配布。同品は呼吸の阻害を少なく、大気中の汚染物質からの保護も見込めるとして人気を集めている。(11月17日)

~上海ジャピオン2014年11月21日号

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