欧米の祝日である感謝祭の翌日で、各小売店でクリスマスセールが始まることから「ブラック・フライデー」と呼ばれる11月27日(金)に合わせ、海外輸入品販売サイトや上海市の各百貨店で、大規模なセールが開催された。
このセールを受け、同日のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」を介した商品注文額は、昨年の35倍を記録。うち市からの注文が約20%を占め、全国1位となった。
一方黄浦区にある百貨店「巴黎春天」では、例年通り24時間営業し、大幅な割引価格や、一定額以上の購入でiPhone6を贈呈するなどのキャンペーンを開催。しかし客足は伸び悩み、終日閑散としていたという。関係者によると、今年は厳しい冷え込みだったことから、ネットショッピングに人気が集まったこと、また11日(水)の大セールから日が空いておらず、市民の購買力が回復していないことが売り上げ低下の原因であると話す。
~上海ジャピオン12月04日発行号