上海野生動物園でスタッフが象に蹴られ死亡

 8日午後8時頃、上海野生動物園で同園スタッフが象に蹴られて死亡するという事故が、起きた。2時間後に南匯区中心病院に搬入された際には、すでに息を引きとっていた。
 目撃者によれば、同スタッフが象の檻に入った際、中にいた象のうちの一頭が突然襲い掛かった。頭部を蹴飛ばされたスタッフは、その衝撃で壁に激突し、そのまま地面に叩きつけられたという。
 中国国内ではこの他にも、動物園の関係者が動物に襲われて死亡するという事故が報告されている。04年8月には、昆明動物園で飼育員がアジア象に蹴られて死亡。02年5月には、杭州余杭区臨平公園で飼育員がクマに噛みつかれて死亡している。  
(6月9日)

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