上海海事大学で、同大学に通う女性が劇薬「フッ化水素酸」を掛けられるなどして死亡した事件に関し、上海市浦東新区人民検察院は7月14日(木)、故意殺人罪の容疑で同大学院2年の男を逮捕していたことがわかった。
フッ化水素酸は、身体に触れた部分を壊疽(えそ)させる劇薬。男はほかにも、刃物で女性の腹部や背中など複数個所を刺し、女性は搬送先の病院で死亡した。男は犯行現場で保安員に身柄を拘束され、その後司法鑑定を受け、刑事責任があると判断されたため、逮捕に至った。男は、同大学生の女性に別れ話を持ちかけられ、逆上し犯行に及んだと供述している。
~上海ジャピオン2016年08月05日号