上海市環境保護局は1月6日(金)、大気汚染の原因とされる微小粒子状物質「PM2・5」の年間平均濃度に関し、2016年は1立方㍍あたり45㍃グラムと、15年に比べ15・1%減少したと発表した。
13年に定められた大気汚染防止に関する規定では、17年末までにPM2・5濃度を、13年度の1立方㍍あたり62㍃グラムから20%減らし、49㍃グラムとすることを目指していたが、1年前倒しで達成となった。また同局は昨年の環境保護・改善への取り組み状況を報告。昨年1年間の「空気質指数(AQI)」の優良率が75・4%で、15年と比べ4・7%上昇した。「優良」の日が78日、「良」の日が198日、「軽度の汚染」日が69日、「中程度の汚染」日が19日、「重度の汚染」日は2日で、15年と比べ汚染があった日が17日減少したと言う。
そのほか中国科学院国家天文台によると今年、日食と月食が2回ずつ起こるとし、うち中国では8月に月食の観測が楽しめるだろうと予測している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年1月13日発行号