上海市軌道交通の多くの駅で近頃、現金を用いて交通カードをチャージすることができなくなり、物議を醸している。
市内100カ所以上の駅カウンターで昨年末、交通カードのチャージサービスが停止され、代わりに自動チャージ機械が導入された。しかし、この機械は銀行カードと「支付宝(アリペイ)」のみに対応し、現金を使用できないので、高齢者など一部市民にとって不便だと言う。また市内のコンビ二などでは現金でチャージを受け付けるが、機械の接続が悪いなどを理由に拒否されることも少なくないと言う。これを受け上海公共交通カード会社は、改善を急ぐとしている。
~上海ジャピオン2017年2月10日発行号