結合双生児の分離手術 市児童医院で5時間かけ成功

 身体がつながったまま生まれてきた、結合双生児姉妹の分離手術が9月10日(木)、
上海市児童医院で行われた。
手術は無事成功し、姉妹の容態は安定を保っている。
 姉妹は生後約半年で、生まれてすぐ両親に遺棄されて後、
これまで広東省湛江市の児童福祉施設に預けられていた。
福祉施設長が同医院に姉妹の分離手術をファックスで依頼したことで、今回の手術が実現した。
手術は当日朝7時半から5時間に及び、つながっていた肝臓や肋骨などを分離することに成功。
特に肝臓部分は超音波CTスキャナーなどを使いながら、肝機能を傷つけないよう、
細心の注意を払って行われた。
 また今回、同医院は手術の様子をインターネット上で即時放送し、約10万人が姉妹を見守った。
ネット上では結合双生児に対する理解が深まったという声があったほか、さまざまな意見交換が行われた。
中には姉妹に対しさらなる支援を呼びかける人や、養育を希望する人も出ている。
(9月11日)

~上海ジャピオン9月18日号より

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