11月15日(日)、市内2カ所で、ビル作業員の転落事故があった。
黄浦区で起きた事故では男性1人が死亡し、虹口区で起きた事故では男性2人が重軽傷を負った。
死亡事故が起きたのは黄浦区西蔵南路にあるマンション。
同日午後12時半頃、塗装工が31階で外壁の防水塗装作業中に、足をすべらせ転落。
男性は安全ベルトを着用していたが、転落途中に切れ、2階部分に激突し、その場で死亡が確認された。
関係者によると、男性が安全ベルトを長めにつけていたことが原因と見ている。
また同日15時半頃には、虹口区江西北路付近の工事中の建物で、男性作業員2人が4階から転落。
1人が右脚と右腕を骨折する重傷、1人が右肩に軽傷を負った。
2人はクレーンで吊るされながら、建物の周囲を覆う養生ネットを張る作業をしていたが、
作業中にクレーンのスチールワイヤーロープが突然切れ、地上に転落した。
2人はヘルメットを着用していたが、安全ベルトは締めていなかった。
なお切れた鉄線は、使用後1、2年が経過していたという。
(11月16日)
~上海ジャピオン11月20日号より