上海市浦東新区の「上海野生動物園」で昨年10月に発生した、飼育員がクマに襲われ死亡した事故に関し、浦東新区応急管理局は最近、事故調査報告書を発表した。
報告書によると、事故発生当時、猛獣エリアでは除草作業が行われていた。故障した除草車の状態を確認するため、規則に反し下車したある運転手を、別の車にいた飼育員が発見。自らも下車し、運転手に注意を促して自分の車に戻る途中、クマの群れに襲われて死亡した。事故後、同園では総経理ら関係者9人を処分している。事故後閉鎖していた同エリアは今年2月18日(木)に、攻撃性の低い動物に入れ替えて再開した。
~上海ジャピオン2021年4月9日発行号