毎年秋に見頃を迎えるキンモクセイだが、今年の上海市では開花が遅れ、〝史上最遅〟となる可能性があることがわかった。
徐滙区にある「上海植物園」の園芸部局長によると、今年のキンモクセイは9月25日(木)時点でまだ開花の兆しがなく、昨年記録した最遅開花記録の「9月末」を更新する可能性がある。これは夏場の高気温が長く続いたことによる影響が大きい。キンモクセイは通常、日中最低気温が連日21度を下回り、秋の訪れを感じることによって花を開花させるが、過去5年間はその〝開花号令〟が遅れる傾向にあり、気候変動の影響を心配する声が上がっている。(9月25日)
~上海ジャピオン2025年10月10日号