上海市崇明島のブランド上海ガニ「崇明1号」の今季漁が、近頃始まったことがわかった。
「崇明1号」は長い脚と濃厚な蟹味噌が特徴で、秋の味覚として注目を集めている。崇明区陳家鎮の種源基地では晴天を狙い、作業員が湖面で次々と網を引き上げ、淡水で育った大型の上海ガニを収穫。雄は最大約400〜450㌘、雌は約300㌘に達した。
「崇明1号」は上海海洋大学と共同開発された新品種で、成長が早く品質が高いのが特徴だ。青い甲羅に白い腹、黄金色の爪が映える姿と濃厚な蟹黄が評判を呼んでいる。
高温が続いた今年の夏には藻類を植え、天然の日よけとして水温を下げる対策がとられた。専用飼料や水質管理の徹底により、安定した生育環境を実現。その結果、今年は昨年を上回る成長を見せ、1ムー(約66平方㍍)あたり約125〜150㌔の収穫が見込まれている。(11月2日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2025年11月7日号














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