暴風雨で運行停止相次ぐ 上海南駅で乗客2万人に影響

 中国南部に深刻な被害をもたらした暴風雨の影響で、
上海南駅では6月20日(日)15時までに、11本の列車が運休、18本の列車が遅延し、
上海南駅利用者の3割に当たる2万人以上の乗客に影響が出た。
 このたびの暴風雨で洪水被害を受けたのは、江西省、福建省、湖南省など約10の省と自治区。
上海からは、主に中国南部へ向かう長距離列車が影響を受け、
浙江省方面の動車組(新幹線)や短距離列車などは、比較的影響を受けずに済んだ。
 上海南駅の北広場では乗車券の払い戻しを受け付け、
3000人以上が乗車券全額返金の手続きを行った。
手続きカウンターでは、19日(土)までに、チケット約1万2000枚が払い戻された。
 さらに20日(日)の天気予報では、暴風雨は少なくとも数日間は続くと予想されており、
鉄道局は同日20時に、19日(土)~22日(火)の間、
桂林、昆明、武昌、南寧行きなど計33本の列車の運休を緊急発表した。
 鉄道局は、線路の点検修理作業を行うとともに、正常な運行の再開を急いでいる。
(6月21日)

~上海ジャピオン6月25日号より

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