世界遺産とカンフーで中国満喫!
in?? 洛陽
少林寺拳法の模範演技
念願の少林寺ツアー
子どもの頃から憧れていた「少林寺」と「三国志」。
せっかく中国に住んでいるのだから、いつか縁の地へ…
と思っていたが、中国は広く、なかなか腰も重たくなった。
しかしその少林寺を含むうえ、カンフー体験までできちゃうツアーがある、と同僚に聞いた。
ふむふむ、しかしそもそも少林寺って一体どこなんだ?
と思ったら、意外や意外、上海から飛行機で1時間半という。
さっそく言いだしっぺ(?)の同僚を伴って、今度のGWに組まれたツアーに申し込んだ。
まずは古都、開封
鄭州に着き、専用車で開封へ向かう。
開封は、歴史は古いものの、落ち着いた街だ。
都会の喧騒から開放されてほっと一息ついたところで、
続いて「清明上河図」で有名な「清明上公園」と、西暦555年に建立された相国寺へ。
ここには空海が祀られている。
龍亭公園を散歩しながら宋代の町並みを眺め、夜市を散策してやっと1日が終わる。
17mを超える龍門石窟の廬遮那仏(るしゃなぶつ)
生カンフーに大興奮
少林寺門前の武術学校校庭には、カンフーの練習をする子どもたち。
おお、未来のジャッキー・チェン! と思ったら、彼らは警察や警備員を目指すらしい。
少林寺に到着。
一見して、さすが総本山、と感嘆の声を漏らす。
棒や鞭、青龍刀を使っての演技はもう息をのむほどカッコいい。
寺自体もまるで映画の中だ。
会社を辞めて入門したい衝動と戦いつつ養生拳法の練習をさせてもらうと、不思議と心が落ち着いてきた。
翌日訪れた世界遺産は、「龍門石窟」。
岩肌には祠と仏像が無数に並ぶ。
大きさは2㌢~17㍍超の廬遮那仏まで、その数約10万体。圧巻だ。
夜はコースのほとんどがスープ料理、という洛陽名物「水席料理」。
乾燥した土地ならではの食文化だ。
どれもこれもスープとはいえ、具だくさんでなかなかおいしい。
中国にはたくさんの世界遺産があるけれど、今回の石窟・黄河はとりわけすばらしかった。
重かった腰も軽くなって、次はどこへ行こう。
やはり入門か。
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~上海ジャピオン4月1日号