ゴーイング☆ハイウェイ~国道310号④

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北宋時代へタイムスリップ

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。今日は開封市2日目。北宋期時代の生活風景を再現した観光地「清明上河園」ってところに来てみたぞ。北宋期に書かれた絵画「清明上河図」の街並みをモデルにしているだけあって、雰囲気たっぷり、まるでタイムトリップした気分だぜ。宋式の結婚式や馬乗り技術、気功のショーがあって、見応えあるな。でも一番面白いショーは、夜に湖の上で行われる「大宋・東京夢華」っていう劇で、舞台設置に1億3500万元、役者を700人投入して、花火がガンガン上がる超豪華なステージらしい。う~ん、見たかったけど夜だからな…次の街へ行っちゃうか。

 

 現代都市でもある鄭州

というわけでスイスイっと鄭州市に到着。鄭州は2回目…前回は北から、黄河を渡ってきたんだっけ。そうだ、まず前に食べそびれちゃった名物「菜饃」を忘れずに買っとかないと。う~ん、ニラに玉子、エビ、油条が入った薄焼きパン、まさに〝国民の朝ごはん〟って感じだよな。前回は歴史的な観光地を見たんだけど、鄭州は都市設計がオシャレ。1号線「会展中心」駅の近くには、小さな湖「如意湖」を囲むようにコンサートホールや展示場、公園が設置されていて、市民の憩いの場って感じだな。そこから延びる「金水路」には高級ホテルやショッピングモール、博物館なんかが並んでるし、超都会。たまにはこんなところを歩いてみるのも、街の発展が感じられていいな。まあホテルはもっと、安いとこ探さなきゃだけど…。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!

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~上海ジャピオン2017年8月11日発行号

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