家族で貸切寝台列車の旅
in 北京
万里の長城から雄大な景色を眺める
寝台で家族水入らず
気づけばもうGWまであとわずか。
そんな時に、大人2人、子ども2人で1万2900元の北京ツアーを発見!
まさにうちの家族にうってつけだったので、参加することにした。
北京へ行くのは僕も妻も今回が初めて。
5歳と7歳の娘たちはもちろんだ。
今回のツアーでは、行きの手段が何と寝台列車。
旅のロマン満載で、沢木耕太郎の『深夜特急』を髣髴とさせる。
しかも、「軟臥」(1等寝台)で4人のコンパートメントになっているので、家族水入らずで気兼ねなく過ごせるのだ。
初日で2つの世界遺産
列車の寝心地は存外良く、4人とも熟睡。
夜21時に上海を出発し、あっという間に朝7時の北京へ到着した。
寝ぼけ眼で改札へ向かうと、ガイドさんが出迎えてくれ、観光開始。
今回の旅では、世界遺産を3カ所見て回る予定で、最初に行ったのは万里の長城。
今回は、八達嶺(はったつれい)を訪れた。
月から見える唯一の建築物というだけあり、連綿と続く景色はやはり壮観だ。
2つ目は、西太后の避暑地だった頤和園(いわえん)。
敷地の4分の3を占める昆明湖を眺め、この広い中国で最大規模の庭園という事実に頷いた。
夕食に老舗の「全聚徳」で北京ダックを頂き、2日目は終了。
愛くるしいパンダと近くでふれあう
パンダとのふれあい
娘たちが一番楽しみにしていたのは、世界遺産よりも3日目に訪れた北京動物園のパンダだ。
しかも今回は、特別に笹や人参などの餌やり体験付き。
自分のあげた笹や人参にパンダがかぶりつく姿を見て、2人とも大興奮だった。
約1時間たっぷりパンダに癒された後は、天安門広場、故宮博物院、天壇公園に行く。
天壇公園は、3つ目の世界遺産で、明清時代に皇帝が祭祀を行ったとされる場所だ。
どれもスケールが大きく、上海とは異なる首都の風格を感じた。
旅の疲れが少々出てしまった帰路は、飛行機で上海へと一気に飛ぶ。
娘たちはやはりパンダが一番良かったと言っているので、次回はパンダの故郷・四川省にでも連れていこうか。
~上海ジャピオン4月9日号より