帰国引越マニュアル【後編③】:大切な思い出を小包に詰めて

<郵送は指定のダンボール箱で>
 梱包の際に必ず必要となるのがダンボール箱。入手方法は、一部の生活用品店などで販売していたり、大きなショッピングセンターなどで直接販売員に声をかければ無料で分けてもらえたりすることもある。また、郵政局へ行けば、確実に購入できる。
 郵政局で販売するダンボール箱は全部で12種類。価格は1号サイズ(50㌢×29㌢×37㌢)15元、2号サイズ(53㌢×23㌢×29㌢)13・2元、3号サイズ(43㌢×21㌢×27㌢)11・2元と大きさに比例し、最も小さいものが12号サイズ(12・5㌢×0・75㌢)2・5元となる。また、国際郵便小包の場合は、郵政局が指定したダンボール箱でなければ郵送できないので注意しよう。

<通関を念頭に入れた梱包>
 「荷造りをする際に、特に注意することは『申告モレ』と『日本への輸入禁止品目と規制品目』です。『申告モレ』で注意したいのが新品のカーペットや衣類、漢方薬、穀物など。『日本への輸入禁止品目』に当るのは、偽ブランドのかばんやコピーDVDなどです。対象となった場合は、日本で税関から呼び出しを受けることになるので注意しましょう」(上海福岡倉庫引越センター・大城英樹氏)

<荷物の選別方法について>
 「ステレオのアンプやスピーカー、液体の物など、荷物によっては配送手段を変えなければならないことや、変えたほうがお得なこともあります。梱包作業は専門の引越業者スタッフに任せたほうが安心です。船便や航空便など配送手段でお困りの方は、お気軽にご連絡下さい」(上海保利佐川物流有限公司・松山勝成氏)

~上海ジャピオン2006年1月20日発行号より

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