花市場で花を買おう①:上海最大規模の花市場 「曹家渡花市」はこんなところ

 05年11月26日にオープンしたばかりの花市場「曹家渡花市」は、店舗数約340店、総面積2万1000平方㍍を誇る上海最大規模の花市場だ。3階建てのビルで、1階は生花売り場、2階は造花売り場、3階はラッピング用品、花瓶、骨董品などの売り場に大別でできる。
 生花の仕入先は、全体の約8割が昆明。気候のいい昆明で育てられたバラやチューリップ、トルコキキョウ、アマリリスなどが季節を問わず市場全体を彩っている。生花の種類について曹家渡花市の副総経理の王元静さんは「市場側でも具体的に把握できないほどの種類が揃っています」と話す。バラの品種だけでも100種を超えるという。
 中卸や小売業者だけでなく一般客も入場できるのが、曹家渡花市を含めた上海の花市場の特徴だ。王さんは、「まだ中国の花市場は発展途上で、日本のように卸値と売価がはっきり区別されていません。ですからここでは買い手によって値段が変わります。一般的に、業者は頻繁に利用していますから安い値段で買うことができ、一般の人は業者より高い値段で買うことになります。それでも街の花屋よりは安く買えます。一般の人も頻繁に訪れて顔見知りになれば、より安い値段で買えるようになります」と説明する。現在、市場の第2期工事がすすめられており、年末に完成予定。完成する頃には、業者と一般客への販売時間や値段を区別する予定だ。

<曹家渡花市>
住所:普陀区長寿路1148号乙
   (万航渡後路33号)
電話:5239-7777
営業時間:8時~20時

~上海ジャピオン2006年2月24日発行号より

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