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美味しいジェラートの基準は?
「それは、旬の素材を使っていてフレッシュであることだよ」。
こう話すのは、上海環球金融中心B2階に昨年10月オープンした「Y’s table Dining & The BAR」の、ジェラートを手がける、シェフのボスカレッロ氏。
シェフは、13歳から5年間、地元シシリアのジェラテリアで、毎日朝から晩までジェラート漬けだったという筋金入り。
それだけに、同店のジェラートは全てホームメイドで、必要な機械や原材料は、その多くをイタリアから取り寄せるという徹底振りだ。
また、フルーツなど鮮度の欠かせない旬素材は、シェフ自ら市場に出向き、味を確認した上で使っている。
基本のフレーバーは22種類ほどで、その時旬のものを日~週代わりで提供。フルーツ系の人気フレーバーは、ココナッツやマンゴー。
添加物を使わず、素材の味で勝負しているので、果物そのものの味・甘みがダイレクトに舌に伝わる。
さらに、同店にはとっておきのサービスが。
なんと、オリジナルフレーバーを作ってくれるのだ。
シェフは「どんな素材でも作れるよ!」と自信満々。
気になる料金は3㌔900元~で、2日前までに要予約。
ホームパーティーなどの際に、重宝すること間違いナシだ!
新天地の一角、「鼎泰豊」の向かいに、陽気な歌声の響くアイスクリーム店がある。
そこは、日本でも「歌うアイスクリーム店」としておなじみアメリカ発の「コールドストーン・クリーマリー」。
そのパフォーマンスは中国でも健在だ。
注文を受けたクルーは、マイナス9℃のコールドストーンの上で、トッピング(ミックスイン)とアイスを、歌いながらリズミカルにミックス。
さらには、クルーが突然店の外に出てアイスを空高く投げ、カップでキャッチ!
なんて離れ業まで披露したり、流行のCポップの替え歌を歌ったりもするとか。
もちろん「お誕生日ソング歌って!」などのリクエストにも、喜んで応えてくれる。
と、パフォーマンスばかりに目がいきがちだが、味ももちろんお墨付き。
100%ミルクの濃厚アイスは、全てアメリカから直輸入。
カリカリの食感がたまらないワッフルコーンは、各店頭の焼き立てだ。
また、「オーダーが難しそう・・・」とのイメージをもたれがちだが、実は至極カンタン。
始めに、アイスとトッピング1種類(2種目以上は2元/種)を選び、アイスのサイズ(27元~)とコーンの種類(2元~)を選択。
自分のセレクト次第で、世界にひとつだけの味に出会える!
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陜西路の閑静な並木道と花屋の並んだ通りに位置する同店は、ミラノで10年間暮らしていたという若き女性オーナーが、イタリア人パートナーと昨年8月に開店した。
道路側が全面ガラス張りになっている店内で、プラタナス並木を眺めながらジェラートを食べると、一口でミラノの街へトリップできる。
バターや添加物は一切入れず、全て毎朝手作りしているという健康志向ジェラートは、濃厚ながらも後味すっきり。
100%フルーツフレーバーは、果物にそのままかぶりついたかのような瑞々しさに、スプーンが止まらない。
全40数種類のうち、季節に合わせて毎日20種を用意しており、人気ベスト5は、チョコレート、マンゴー、ハニーマロン、チーズプティング、ラム酒。
6月には、夏の始まりにぴったりの西瓜や中国人に人気のドリアンも登場する。
基本料金は2スクープ25元、3スクープ35元、4スクープ45元。
イートインは全て生花のバラで華やかに盛り付けてくれる。
そのほか、写真1のような盛り合わせや、エスプレッソ(20元)、チーズケーキ(20元)なども用意している。
なお、ジャピオン持参で6月末までは全品2割引となる。
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今年1月、世界中で愛されるあのアイスクリームブランドが、ついに上海に登場した。
日本では「サーティーワン」と呼ばれ親しまれている「Baskin Robbins」だ。
同店といえば、1カ月31日、毎日違うアイスを楽しめるというフレーバー数の多さが、やはり最大の特長。
フレーバー数は、60年の歴史の中で1000種類にも及ぶのだとか。
上海店では、現在この中から毎日少なくとも31種類を取り揃える。
この全てのアイスクリームは、アメリカ・カナダから輸入。
赤やオレンジ、青、さらに虹色と目にも楽しいキャンディカラーのものから、フルーツ100%のノンシュガーのヘルシーアイスとラインナップの幅広さが嬉しい。
大人も童心に返ってあれこれ迷ってしまうこと間違いなしだ。
選べない~!
なんていう時は、何種類でもテイスティングさせてくれるので迷っても安心。
さらに同店で見逃せないのは、デザインもオーダーメイド可能なアイスケーキ。
116元から取り揃え、アイスのフレーバーを自由に選べるのはもちろん、大きめサイズならアイスを2~4種類入れることもできるという。
次のバースデーは、上海オリジナルのアイスケーキで祝おう!
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濃厚なソフトクリームを食べた~い!
という人は、昨年9月、2号線「婁山関路」の駅ビル内に登場した「ミルン」へ。
上海に初めて、日本の「牧場ソフト」を持ち込んだのが同店だ。
濃厚ソフトの原材料となる牛乳などは、全て佐賀・脊振高原のヨコオ牧場から輸入。
しかもこの材料を使って、「毎日作りたて」を食べられるのだ。
真っ白な角がツンと立ったソフトは、まるで綿あめのような口どけ。
濃厚なミルク味ながら、後を引かずさっぱり。
しかも、ひとつ8元というリーズナブルさで、ついつい財布に手が伸びる。
味の種類は毎日2種類。
偶数日がバニラと抹茶、奇数日がバニラとチョコ。
各ミックスも可能だ。
テイクアウト用の冷凍ソフトやアイスクリームもあり、地下鉄駅ビル構内にあるので、お土産としても重宝するだろう。
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~上海ジャピオン5月29日号より