本場のちまきを食す②

「五芳齋粽子」の生産工場に潜入!

 上海人に「ちまきといえば?」と尋ねると、返ってくる答えはほとんど同じ、「五芳齋粽子」。創業して100年以上の老舗ブランドだ。その生産工場は、上海から車で約2時間の嘉興市にある。
 市中心部から車で約20分、敷地面積約7ヘクタールという広大な工場では、約1200人の作業員が1日に約60万個のちまきを生産している。出荷先は中国全土に及び、生の製品は、嘉興から200キロ㍍の範囲にある地域(上海、杭州、南京など)へ、それ以外の地域には、真空パックの製品を納めている。
 工場内には、見学専用の通路があり、ちまき作りの工程を見学できる。窓ガラス越しに見える作業員たちは、白い作業服に衛生帽、長靴という姿で製造に勤しんでいる。衛生管理の行き届いた近代的な工場は、専用の田んぼで作ったもち米(約60トン/日)の洗米から始まり、肉のカット、具詰め、煮込み、殺菌、仕分けなどの作業工程ごとに部屋を区切っている。工場長を勤めて10年になるという丁国栄さんは、「全行程を経て1つのちまきが完成するまでに約3時間。葉に米と具を詰めて糸で縛り終える作業では、早い人で1分間に4個作り上げます。もうすぐ端午節ですから、そろそろ24時間体制で作業に入りますよ」と、書き入れ時を前に意気込む。
 現在、ファーストフード感覚で手軽にちまきを味わえる店舗のチェーン展開を進めている。年内に全国で100店舗オープンを目指す。


【上海ならここで買えます】 
「五芳齋粽子」は上海市内に専用売り場約50ヵ所を設けている。湯の中につかったちまきを引き上げ、葉を剥き、あつあつを袋に入れて手渡してくれる。もし、自宅で食べるなら、葉にくるんだまま持ち帰ろう。レンジなら、水をはった皿に置いて約1分加熱。鍋を使う場合は、葉にくるんだ状態で沸騰した湯の中に入れ、8分~10分。

ちまきの種類
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大肉粽 3.5元
中肉粽 2.5元
蛋黄鮮肉粽(卵の黄身と豚肉) 3.5元
栗子鮮肉粽(栗と豚肉) 3元
火腿鮮肉粽(ハムと豚肉) 3.5元
豆沙粽(あんこ) 2.5元
赤豆粽(あずき) 1.5元

専用売り場の住所
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淮海中路491号 上海全国土特産食品商場入口
南京東路720号 上海市第一食品商店1階
        ほか市内約50ヵ所
※カルフールなど大型ショッピングセンターでは、生、真空パック、冷凍の3種を販売

~上海ジャピオン4月28日・5月5日合併号より

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