暑い夏はプールでリフレッシュ!遊べるプール、泳げるプールなどを一挙紹介。
夏の暑さもいよいよ本番!うだった身体をプールでリフレッシュしたい人、家族サービスしたいお父さん、四の五の言わず、今こそプールへ。
毎日がプール日和
昼間から夕暮れまでたっぷり遊べる、上海最大のアミューズメントプール「熱帯風暴」は、閔行区の七宝にある。開園するのは、6月末から9月上旬まで。ピーク時になると、多くの若い人や子ども連れなど、1日約1万が訪れる。
そのメインとなるのが、人工波の発生するプール「風暴灘」だ。ここにはビーチがあり、肌を焼いている人や、首だけ出して砂に埋まっている人もいる。プールには、常に波があるわけではない。一定時間ごとにベルが鳴り、それが波の発生する合図となる。波は次第に大きくなっていき、寄せては返す波の勢いに弄ばれる楽しさがある。このビーチにはイベント用ステージもあり、毎週土曜日の夜には野外ライブが開かれる。
若い人に人気のアトラクションがウォータースライダー「群龍争覇」と2つの巨大滑り台「海盗滑道群」だ。スライダーの方は、くねくね曲がったパイプに身を任せて滑るタイプ、浮き輪に乗って2人同時に滑るタイプ、そして、暑さも吹っ飛ぶアングルを仰向けで一直線に滑り落ちるタイプの計3本。一方の巨大滑り台は、うつぶせの状態でボードに乗って、顔面に水しぶきを受けながら滑る。どれが一番スリリングかは、自分で確かめよう。
全長1・2キロの「霹靂河」と呼ばれる、流れるプールでは、浮き輪に乗って園内を周遊できる。ところどころに噴水や滝があり、水しぶきを浴びた女性の「キャー」という黄色い悲鳴が響く。また、突き上げるような強烈な波が来るポイントもあり、ボートごと横の壁に叩きつけられて、「ギャー」という本気の悲鳴もある。ちなみに、浮き輪はレンタルしており、1人用30元、2人用40元。それぞれ別途同額の保証金も必要になる。
その他にも、『風雲たけし城』の竜神池ように、水上に浮いた足場の上を駆け抜けるプールや、海賊船やタコを模した子ども用スポットもある。園内のフードコーナーでは、ハンバーガー(14元~)や熱帯風情ピザ(20元)、魚香肉絲(18元)などが売っている。パラソルの下で食事をすれば、気分はもう恋のバカンスだ。
料金表
16時までの入場 16時以降の入場
月 120元 60元
火 60元
水 男性120元 女性60元 60元
木 60元
金 男性60元 女性120元 60元
土 150元 120元
日 150元 120元
(150センチ以下の子ども連れの場合、成人・子ども共に一律75元)
※150センチ以下の子どもは平日60元、週末75元。80センチ以下の子どもは無料。
交通アクセス
軌道交通利用の場合
地下鉄1号線「莘庄」駅で下車(人民広場の場合、運賃4元、約30分)。
北出口のバス乗り場から、「莘江線」または「763路バス」に乗車し、「新鎮路顧戴路」で下車。運賃各2元。約10分。
タクシー利用の場合
人民広場から約60元、徐家匯から約40元。
熱帯風暴
住所/七宝鎮新鎮路78号(環西一大道顧戴路出口)
TEL: 6478-3333
営業時間: 9時~23時
国際水準のプールで思いっきり泳ごう!
イアン・ソープのようなクロール、鈴木大地のようなバサロ、魚雷のような潜水。思いっきり泳ぐなら、50メートルプールは欲しいところ。
2005年8月に、中山公園駅にオープンした「上海国際体操中心游泳館」は、市内でも屈指の設備を誇る大型プールだ。プールの広さは50メートル×8コース。深さは1・2~2・3メートルで、底がなだらかな傾斜になっている。ことし4月に上海で開催された『世界短水路水泳選手権』では、出場選手の練習場としても使われた。
屋内にあっても、高い天井と窓から差し込む自然光が開放的な気分にしてくれる。
小学校低学年の子どもが遊べるくらいの浅いプールも備えており、親子で楽しめる。新しいので、ロッカールームやシャワールーム、トイレが、市内の他の市民プールに比べ、キレイであることも大きなポイントだ。
上海体育館敷地内ある「上海游泳館」も、1983年に建設されて以来、市民プールとして根強い人気がある。こちらにも50メートル×8コースのプールがあり、中央の仕切りによって、深さ1・2メートルの子ども向けコースと、深さ2・2メートルの思いっきり泳ぎたい人向けコースに分かれている。一般開放はされていないが、飛び込み用のプールも併設されており、選手や選手の卵たちの練習を見ることもできる。
気になるプールの水質だが、どちらも24時間常に水を循環、ろ過しているほか、8~12時間ごとに残留塩素濃度の測定などの水質調査も行っている。
(写真左上、右上)上海国際体操中心游泳館
(写真右下)上海游泳館
上海国際体操中心游泳館
武夷路777号(×中山西路)
TEL: 5108-3183
開放時間: 7時~24時
料金: 平日6時半~12時25元、12時~17時30元、17時~22時40元
週末6時半~12時30元、12時~22時40元
(8月末までの料金)
上海游泳館
中山南二路1300号(上海体育館敷地内)
TEL: 6438-2372/6426-6666×2463
開放時間: 7時~24時
料金: 平日7時~13時20元、13時~17時半25元、17時半~22時30元
週末7時~13時25元、13時~17時半30元、17時半~22時30元
(8月末までの料金)
気分はセレブ!
ビジター利用可能なホテルのプール
ザ・リージェント上海
延安西路1116号
(×江蘇路)
TEL: 6115-9988
プール: 面積28×7m 深さ1・3m
ビジター料金: 300元
開放時間: 6時~23時
リーガル上海イーストアジアホテル
零陵路800号
(上海八万人体育場隣り)
TEL: 6426-6888
ビジター料金: 150元
開放時間: 6時~21時半
プール面積: 20×8~9m 深さ1・2m
ノボテル・アトランティス
浦東新区浦東大道728号
(×福山路)
TEL: 5036-6666
プール: 半円形(直径23m) 深さ1・2m
ビジター料金: 88元(10歳以下無料)
開放時間: 6時~23時
ザ・セントレジス
浦東新区東方路889号
(×向城路)
TEL: 5050-4567
ビジター料金: 360元(16歳以下半額)
開放時間: 6時~23時
プール面積: 18×12m 深さ1・2~1・65m
ルネッサンス上海浦東
浦東新区長柳路100号
(×迎春路)
TEL: 6115-9988
ビジター料金: 300元
開放時間: 6時~23時
プール面積: 18×8m 深さ1・4~1・6m
一般的に4つ星以上のホテルにはプールが併設されている。エレガントで落ち着いた雰囲気のものが多く、ジムやサウナと併せて利用できるといった特典もある。ただし、原則的には宿泊客向けとなっており、ビジターとして利用できるところは少ない。また、上海外国語大学や華東師範大学などの大学でも、プールを一般開放しており、料金は1時間10元~15元程度。
上海でスキューバダイビング!?
夏になると、海に潜りたくて南の島が恋しくなる…。そんな寂しい熱帯魚のあなた。確かに、近郊にキレイな海がない上海では、青いサンゴ礁を眺めることは難しい。しかし、最近では、市内の水深のあるプールを使って、スキューバダイビングができるサービスも登場してきている。
経験豊富なインストラクター(英語可、日本語少々可)が常駐する「上海悠藍潜水倶楽部有限公司」では、スキューバダイビング用品をすべてレンタルし、専門のスタッフが横に付いて指導するサービスを行っている。初心者は、ボンベを使って水中で呼吸をするなど、水中に慣れることから始まる。ライセンスを持っているけれど、しばらく潜ってないので不安という人には、マスククリアやレギュレーター(呼吸をする器材)の交換、中性浮力の復習などを行う。上級者の場合は、水中でゴルフやフリスピーをしたり、身体を自由に動かしてゲームを楽しんだり。さらに、国際ライセンスが取得できるコースもある。
また、週末には杭州の千島湖に潜りに行くツアーなども催行されており、海とは一味も二味も違うスキューバダイビングが楽しめる。もちろん東南アジア、海南島、日本の海へのダイビングツアーもある。
【お問い合わせ】
上海悠藍潜水倶楽部有限公司(ビックブルー)
魯班路88弄3号楼3楼
TEL: 5302-1622
TEL: 135-0171-1615(花村)
http://www.big-blue.cn/jp/
info@big-blue.cn
初心者1回300元
経験者2回400元
(料金にはスキューバダイビング用品のレンタル代も含む)
今年の夏こそメリハリボディに!
プールでエクササイズ(腕・胸・わきの下)
※実際のエクササイズは、首または肩まで水につかって行います。
レッスン1『ビッグフライ』
①両ひじを伸ばし、腕を水平に広げる
②その腕を、胸の前で合わせる
効果
上腕二頭筋、胸、一部肩の筋力強化とシェイプアップ
レッスン2『ハーフバタフライ』
①両腕を前方に真っ直ぐ伸ばす
②その状態から両腕を振り下ろし、後方に水を押す。
効果
二の腕、わきの下の筋力強化とシェイプアップ
レッスン3『バックトライセップス』
①脇を閉め、両ひじを曲げ手のひらを下に向ける
②その状態から両腕を振り下ろし、後方に水を押す
効果
二の腕の筋力強化とシェイプアップ
レッスン4『ワンハンドブレスト』
①左手を腰にあて、右手を左横方向にもってくる
②そのまま右方向に、真横に水を押すように掻く(右手が終わったら左手も)
効果
二の腕、わきの下、腹筋の筋力強化とシェイプアップ
アドバイス
4種目とも力を入れるときは息を吐き、力を抜くときに息を吸います。下半身が動かないように、足の位置を前後または左右に固定して下さい。回数は12回~15回を3~5セット。1セットごとに30秒~1分程度の休憩を入れて下さい。週に3日を目標にがんばりましょう。運動後の栄養補給も忘れずに!
エリート・スポーツ
スイミングインストラクター
黒瀬健夫さん
経歴
大学卒業後、日本のスポーツクラブに入社。2003年より蘇州へ。語学研修を行うかたわら、中国人の子どもから大人までに、日本式のスイミングを指導する。2005年2月より、エリート・スポーツのスイミングインストラクターに。
エリート・スポーツ
総合案内: 138-1832-8730(日本語)
ガーデンプラザ校、東櫻花苑校など上海市に5校、蘇州(テニスのみ)に1校
~上海ジャピオン7月21日発行号より