気になるあの子の弁当は
玉子焼きに唐揚げ、ソーセージ…。日本人の弁当と言えば、こんなおかずがよく入っているけど、中国人の弁当には何が入っているの? ちょっと中を覗かせてもらいました。
「今日は気合を入れて作ってきた」というYちゃんの弁当は目にも鮮やか。プリプリとしたエビの下には、枝豆とトウガラシの炒め物が隠れている。自炊が得意なYちゃんは、前日に弁当のおかずを作っているんだそう。中国には冷凍おかずがあまり売られていないから、用意するのが大変そうだ…。
一方、いつも晩御飯の余りを弁当に詰めてきているR君。両親と同居なので、毎日のご飯はパパ・ママの手作りだ。このように、前日のおかずを弁当として持ってきている人が多いようだ。
白米の上におかずをドン
デリバリーの定番、お弁当。今回はデリバリーサイト「美団外売」から、よくある二種類をセレクトした。
全国に700店舗を展開する弁当チェーン「我呀便当」からは、色んなおかずが詰まった「咕叽菇鶏弁当」(27・9元)を試食。中国ではこのように、白米の上におかずをビッシリと並べたスタイルの弁当が多く、丼物のようにスプーンを使い、おかずと白米を一緒に食べる。ヨーグルトがオマケで付いてきた。
お次の、チキンカツがおいしそうな「勁脆鶏排套餐」(34・8元)は「咕米便当」で注文。この店、英語名が「GOMI BENTO」と言うのだが、ちゃんとした弁当なのでご安心を。おかずが仕切りで分けられているので、味が混ざるのが嫌な人はこちらがオススメ。35元は高い!と感じた人は割引率にご注目、実質22・8元で届けてくれる。
カロリー控えめランチなら
昼からこってり中華はちょっと…という人には「美団外売」で急増中の、オシャレでヘルシーなサラダ・スープ系をオススメしたい。
「捉腰季軽食&禅食」では〝低脂肪、低糖質、減塩〟と三拍子揃ったランチを提供。商品ごとにカロリーが計算されていて、ダイエット中の人にもピッタリだ。直径18㌢ほどの丸い器に、たっぷりの野菜と雑穀「キヌア」が詰まっている。なおキヌアはパスタや蕎麦、雑穀米などに変更可。
暖かいご飯を食べたいなら、中華スープ店「湯先生」の料理をどうぞ。専用のカップに入れて届けられる「清清排骨湯」は熱々で、ブタ肉のほかにもトウガンやカボチャ、ヒヨコ豆が入っており食べ応え抜群。蒸し野菜の詰め合わせ「粗糧盒子」と併せて栄養をたっぷり摂ろう。かなりの薄味だが、付属の塩と砂糖で味を調整できる。
~上海ジャピオン2018年5月11日発行号