再発見!七宝の魅力

家族層に人気のエリア

観光地として有名な七宝老街があることから、七宝には〝古都〟という印象を持つ人が多いかもしれないが、その一方でこの一帯はファミリー層が多く住んでいる。上記の地図は、七宝エリアの大まかな位置情報を表しているが、まずは七宝エリアの動向を見ていこう。

参考までに、ある不動産サイトに掲載されている3月時点における七宝の不動産価格をチェックしてみると、静安寺で1平米当たり9万7500元、徐家匯で8万2800元なのに比べ、ここ七宝エリアは6万200元と3分の2程度でリーズナブル。それでいて、空の玄関・虹橋国際空港からたった4・5㌔ほどしか離れておらず、9号線に乗れば「徐家匯」駅まで15分、10号線に乗れば「陜西南路」駅まで25分でアクセスできるとあって、最近人気の郊外エリアなのだ。

巨大複合施設が今年末開業

近年では、大手デベロッパーが続々と一帯の再開発に着手。14年連続で中国不動産企業100強に選ばれ、総資産1000億元ともいわれる「宝龍集団(POWERLONG)」、ビジネス誌『FORTUNE』2019年グローバル企業500強で254位にランクインした「万科集団(VANKE)」がそれぞれ、美術館や大型商業施設などの建設を手掛けている。

特に10号線「航中路」駅すぐの一帯で建設中の複合商業施エリア「七宝生態商務区」は、すでにオープンしている宝龍城や宝龍美術館、閔行文化公園も含めた商業・ショッピング・文化・自然の総合エリアを目指しているという。閔行文化公園も合わせると総建築面積は約130万平米を誇る広さとなる。

では次ページからは、すでにオープンしているスポットを紹介していく。

衣食住・文化・教育が揃う

10号線「航中路」駅寄り、新鎮路と漕宝路の交差点付近に宝龍集団の上海オフィスが構えることもあり、周辺には宝龍集団が手掛ける建物が多い。「上海閔行宝竜艾美酒店」、「宝龍美術館」、飲食店や衣料品店、児童向け教室などが多く入居する商業施設「宝龍城」…。衣食住、文化、教育が揃い、これに自然溢れる閔行文化公園が合わさると、理想的な住環境が整う。

閔行文化公園には湖もあり、現在は運営休止中だがボートに乗ることも可能。取材時は、日中の気温が高く、花が咲き始めた頃のため、部分的に開放されたエリアにて家族で散歩したり、ランニングに励んだりする市民の姿が散見された。「宝龍城」そばには、子ども向けのミニ広場があって、子どもがのびのびはしゃぎ回れるのは大人も子どもにとってもありがたい。

超巨大ショッピングモール

〝宝龍〟エリアから西の方角、9号線「七宝」駅の方に来ると、万科集団の建物が目立つ。中でも商業施設「上海閔行万科広場」は敷地面積24万平米と、市中心の「iapm」の12万米に比べると2倍! 店舗数は200で、映画館やスーパーも入居している。中は吹き抜けの開放的な内装だ。

万科集団は「上海閔行万科広場」から1・5㌔の距離に、インターナショナルスクール「万科双語学校」を、9号線「中春路」駅の方にはオフィスビル群「万科・七宝国際」や居住区「万科城花新園」まで建設・運営し、まさしく何でも揃えているという印象だ。そのため市中心に足を運ばなくとも、ほぼすべてのことが七宝エリア内で完結する。

ただ足が少ないためか、市中心部では見掛けない、アリババ系レンタサイクル「哈羅単車」の電動バイク版が多数設置されていた。

~上海ジャピオン2020年3月20日発行号

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