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気分はパリジェンヌ!? 租界に登場B&B
マダム友と長楽路でランチした時のことでした。
「このレストランの上はホテルになってるんだって」。
えっ!? 一見普通の老房子ですが、確認せねばと奥の扉を開けた時、ここの虜となったのでございます――。
そこには、2階へ続く階段と、パリのアパルトマン(行ったことないけど)風なアプリコット色の壁。
そしてオールド上海風の小物たちに、トキメキマックス!
笑顔の可愛い台湾人女性オーナーが、「見学? いいよー」と、案内してくれました♪
「部屋は全5室。
それぞれ名前があってね、最上階の部屋は快活な子どもをイメージした『オーロラ』で、ロフト&テラス付き。
『海上花』は妖艶な上海女性イメージしてるの(笑)。
ここ『霞飛』は、モスグリーン基調でエレガントに~」と、素敵部屋のオンパレード!
その上、カップ&ソーサーやソープトレイは「Zen」だし、
アメニティは、フランス人による上海発のオーガニックコスメ「BaYanKaLa」。
しかもお部屋によっては猫足バスタブ付きと、乙女心をくすぐる仕様!
液晶テレビやDVD、iPodスピーカー、無線LAN完備と最先端機器も満載!
ところで、おいくら? 「朝食込みで800元~だよ」瞬間、建物中に「トレ・ビア~ン!」が響き渡ったのでした。
Quintet(クィンテット)
1939年築 全5室
住所:長楽路808号
電話: 6249-9088
メール:
info@quintet-shanghai.com
URL:www.quintet-shanghai.com
料金:「霞飛」 800元、「Aurora」900元、「湧泉」1000元など(全て朝食2人分付)
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オールド上海にトリップ 歴史の鼓動に耳傾けて
これまた先日、マダム友2人とランチ時の話です。
永嘉路の東南アジア料理店「LeVoyage」にて、長身・小顔のイケメン中国人マネジャーから完璧な日本語で、
「上は老房子を改装したホテルになっているんですが、よければ見てみませんか?」とのお誘いが。
すると、マダム友2人が「ハイ!」と即答。
友よ、目的違いませんか?
浮き足立つ彼女らに続き、すぐ隣のホテル入り口へ。
エントランスの床は幾何学模様のタイル張り、そして正面には静謐漂う一面の壁画。
何よりも上海の喧騒が途端に消え、オールド上海に迷い込んだようでございます!
口をつぐんだ友2人も、どうやら同じ気分?
「この建物は、できるだけ建設当時のものを残しているんです」。
なるほど、タイムスリップ感はそのため。
お部屋の丁度は全て異なるそうで、まずは202から見学。
キューン! 乙女の夢・猫足バスタブに、ステンドグラスの仕切り。
日本人には親しみやすい低めのベッドに柔らかな白熱灯の灯りと、オールド上海トレ・ビア~ン!
ほかのお部屋には、革張りのイスやアンティークランプ。
どれもモノホンの骨董品だそうで、アールデコ調が素敵♪
年月が経っても素敵なものはステキなのですね…。
友と3人、深い含蓄を得たのでした。
客堂間
1937年築 客室数6
住所:永嘉路335号(襄陽南路)
電話: 5466-9355
メール:
info@ketangjian.com
URL: www.ketangjian.com
料金:700元~1800元
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フランス人公爵の旧宅で エグゼクティブスイ~ト
トレ・ビア~ン!! はっ、いきなり叫んでしまいました。
しかしですね、訪れてみれば言わざるを得ませんよ。
1号線「常熟路」駅エリアって、さりげなく豪邸が多いのですが、
こちら「太原別荘」も、庶民の私にはまばゆい豪邸だったのです。
1928年築のこの建物は、元はフランス人のマーシャル公爵という方の邸宅だったそう。
ここが自宅だなんて、どんだけお金持ちなんですかぁ~。
ホテルパンフレットの紹介によると、建築様式はルネサンス後期のガーデンスタイルで、
マンサードさんという方が公安したマンサード屋根が特徴だそう。
その上、建築建材は、当時おフランスから輸入したとか。
それにお庭の広いこと! ガーデンウエディングがよく行われるというのも納得です。
あら、私ったら外見にばかり気をとられて…。
外見よりも中身ですよね、でも中身もトレ・ビア~ンでございました。
たった6室のお部屋は全てエグゼクティブスイートで、広さは約60平方㍍。
シャンデリアに暖炉、大理石のバスルームに、アメニティはフランスブランドだそう。
容姿端麗、眉目秀麗、豪華絢爛などの四字熟語が似合いすぎて、私はもはや不釣合いかも…。
でも泊まりたい!
別荘を買ってくれとは言わないので、せめて一晩でも別荘気分を味わせてください、あなた。
太原別荘
主楼:築1928年頃 客室数6
住所:太原路160号(×永嘉路)
電話: 6471-6688
URL:www.ruijinhotelsh.com
料金:エグゼクティブスイート1980元(朝食付き、プール・ジム無料)
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新天地でトレ・ビア~ン! 気分は地中海リゾート♪
太倉路の小道を入ると、そこはまるでエーゲ海のプチホテル。
ここはスペインかイタリアでございますか? ノンノン!
ネットで見かけて以来ず~っと気になっていたプチホテル「ラピス・カーサ」です。
では、見学に出航~。
小さな建物は3階建て。
廊下には山吹色やエメラルドグリーンのステンドグラスがはめ込まれ、
色とりどりの光を落としていて、まるで童話世界♪
まずは、通常1泊1480元のデラックスダブルルームを見学。
なんとベッドに天蓋が!
電話機もレトロでキュートだし、バスルームのシャワーの取っ手も、銅色で渋い!
さらに、「バスタブ付きのエグゼクティブルームも人気ですよ」とのことで、そちらも拝見。
客間にベッドルームにバスルームと広~い!
しかも窓の外には淮海公園の緑、青色ベルベットのカーテンも優雅…。
ベッドルームの奥には、つながって素敵なバスルーム。こちらおいくら?
「通常は2280元です」。…。「春節中は1泊の料金で2泊できますよ」。
それは、トレッビア~ンッッ!
朝食付きだし、無線LANもミニバーも無料だし、バスタブは猫足だし、
ベッドは天蓋だし、これは主人を説き伏せるしかない…。
と企てに入ったところ、主人から電話が。
「ここに泊まりましょう、あなた!」
ラピス・カーサ ブティックホテル
1928年築 客室数:18
住所:太倉路68号(×順昌路)
電話: 5382-1600
メール:
lapiscasahotel@yahoo.com
URL:www.lapiscasahotel.com
料金:デラックスツインorダブル1480元~、デラックススイート2280元~
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上海伝統にどっぷり アットホームな12部屋
口コミで人気に火がつき、
いまや早めに予約しないと泊まれないこともあるというこちらのプチホテル「老時光」。
何を隠そう、私も口コミで知ったクチでございます。
いつも通る道であっても、よほど注意深くないと気づかないでしょう。
見学目的に訪問してみたところ、
なんと日本語を話せる楊さんというお兄さんがいらっしゃり、快く案内してくれたのでございます。
木製の階段に、オールド上海風のミルクガラスっぽい電気カバーから落ちる、柔らかい白熱灯の灯り。
窓からはお花の咲くプランターが覗いています。
老房子、たまりません~。
わずか12室のお部屋のうち、この日は10部屋が宿泊中。
見学した2部屋は、これまた素敵なインテリア!
部屋番号さえも、渋い金字の金具です。
オールドプチホテルにマスト? な天蓋つきベッドに、レトロな電話機。
さらに隣のお部屋には、木製ベッドに、木製イスに、蛇腹の風変わりな引き出しのついた机や、
木彫りのテーブルとアンティーク風味のオンパレード!
あ、ダメ…出ちゃいます――「トレ・ビア~ン!」
しかも朝ごはんは、中庭つきのカフェ「A Future Perfect」で頂けると聞いて、またもやトレ・ビア~ン。
骨董好きの姉が次回来海するときは、きっとココにします♪
老時光酒店
築1930年代 客室数12
住所:華山路351弄16号
電話: 6248-6118
メール:
info@oldhouse.cn
URL:www. oldhouse.cn
料金:シングル650元~、ダブル896元~
~上海ジャピオン2月12日号より