莫言がノーベル文学賞受賞  中国籍作家初で、本は売切続出

上海市内にある上海書城や博庫書城、大衆書局などの大型書店で、
10月12日(金)、今年のノーベル文学賞受賞作家・莫言の作品が
完売するなど、〝莫言フィーバー〟が起こっている。
同氏は、11日(木)に、「幻想的なリアリズムによって民話、歴史、
現代を融合させた」として、同賞を受賞。
同受賞は、中国籍の作家としては初となり、国民からの注目が
一気に高まった。
代表作は、チャン・イーモウ(張芸謀)監督により映画化された
『赤い高粱』や、中国文学界で最も権威があるとされる茅盾文学賞に
選ばれた『蛙鳴』など。
なお、これまで同氏の作品を出版してきた上海文芸出版社は、
12日(金)午前時点で、同氏の書籍に数万件の予約が入っており、
増刷を進めていることを発表している。
(10月13日)
~上海ジャピオン2012年10月19日号

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