解説
著作『方法序説』の中で残した
「我思うゆえに、我あり」は、
哲学史上で最も有名な命題のひとつ。
デカルトはこれについて、
考える主体としての自己は疑うことなく
実在するべきものと説いた。
今回の要点は前置詞「愈yu4」を使った、
「愈A愈B(AになればなるほどB)」の構文。
「愈愛愈美麗(愛せば愛するほど美しい)」のように、
2つの状態を並べ、
一方の動きにもう一方も伴うことを表す。
口語では、「愈yu4」より、
同じ用法の「越yue4」がよく使われる。
~上海ジャピオン2013年2月8日号