上海市民の最も関心のある社会問題 就職問題が3年連続トップ

 上海市統計局が3月27日発表した「上海市第5回安全意識調査」によると、市民が最も関心を持っている社会問題のトップは、就職問題で23・8%だった。続いて、社会気風で18・8%、治安問題で13・7%だった。
 就職問題は、3年連続で市民が最も関心を持っている社会問題のトップ。失業率は2003年をピークに下降しているものの、依然、就職が困難な家庭も少なくない。
 治安問題に関しては、02年の調査では最も関心のある問題であったものの、上海の治安は徐々に安定してきており、04年からは3位に落ち着いている。ただ、それでも高い数値であるのは、流動人口の多い上海で、治安に不安を抱いているという背景もある。
 この他で注目すべきは、環境問題に対する市民の関心度が上昇していること。03年の調査では9位だったものの、今回は6位に浮上、関心度は7・1%となった。(3月28日)
~上海ジャピオン2006年3月31日発行号より

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