「世界睡眠デー」に当たる3月21日(土)を前に、中国医師協会は近日「中国睡眠指数報告」を発表、上海市を含む中国全土の大都市住民は、睡眠の質が良くないことがわかった。
今回の調査は、国内30の省と地域で実施、睡眠時間や睡眠状況などを省別に点数化し、平均値を睡眠指数として算出した。
これによると国内の不眠症罹患者数は昨年より9・2%増加し31・2%で、不眠症を患ったことがある人は10・4%増の16・8%。また睡眠状態が最も劣悪な職業は医療従事者で、寝付けない、早く目が覚めるなどの睡眠障害に悩んでいることもわかった。
一方、省別で睡眠指数が最も高かったのは、75・5ポイントの青海省、続く2位は河北省の70・0ポイントで、最下位は海南省の56・4ポイント。上海市は全体で14位の66・7ポイントを記録している。
医療関係者は、最近は高年齢層のみならず若年層にも不眠症患者が目立つと指摘する。(3月21日)
~上海ジャピオン2015年3月27日号