医療の現場で働く:女性スタッフに聞きたい5つの質問

普段は馴染みがないけれど、いざというときに必ずお世話になるのが医療機関。
住み慣れた場所ならいざ知らず、海外という不慣れな環境で病気になったら不安も倍増する。
そこで、上海にある医療機関で働くナースや関係スタッフにインタビュー。
その知られざる人柄をレポートする。


【今週の医療スタッフ】

田代雪絵

日本人顧客サービス・市場開拓、福岡県出身

2003年まで、AHS逸仙会クリニックに勤務。
その後、毅石法律・会計事務所を経て2006年1月より、
GHC(グローバルヘルスケア)クリニック・デンタルに勤務。

Q1:医療に携わる仕事を始めたきっかけは何ですか?
A:父を胃癌で、母を脳挫傷で亡くしました。胃癌なんて早期発見できていれば、簡単に克服できていたのかもしれないですし、母も日頃から健康管理に気をつけていれば、夜中にめまいを起こして倒れる事もなかったのにと思います。日頃の健康管理がいかに大切か、身に染みてわかりました。
 幸せに生きる、基本はやっぱり健康ですよね。防げる病気は防いで、治る病気はちゃんと治して、治らない病気ともちゃんと向き合って、少しでも多くの方に幸せに長生きしてもらいたい。そう思ったのが、最初のきっかけですね。

Q2:日々のお仕事について教えてください。
A:日本人の方への対応や、医療事務、営業、翻訳、通訳など、なんでもしています。

Q3:この仕事をしてよかったと思うときは?
A:ずっと不妊症だった方が、市販の妊娠判定薬で陽性が出たのでと確認に来られたんです。結果、おめでたでした。緊張した面持ちの2人に、「おめでとうございますー」とお伝えした瞬間を想像してください。もらい泣きするぐらい嬉しかったです。

Q4:ストレスの発散方法は?
A:ずっとお酒が一番のストレス解消薬と思って、「酒鬼の会」にも参加したりしていたんですが、この前ベランダに並んだビールの空き缶を見たとき、「さすがにこれはマズイかな」と思いましたね。実際、廃品回収のおじさんに2回来てもらいましたし(笑)。

Q5:最後に、休日の過ごし方を教えてください。
A:娘と一緒に上海動物園や近所の花鳥市場、公園なんかを一日中ブラブラしています。上海でも探すと緑が結構あるんです。この季節はピクニックにいいですね。

スタッフに聞く、健康の秘訣
嫌なことはキレイさっぱり忘れて、ストレスを貯めないこと。そして週に2日はお酒を控えること。

取材協力/GHC(グローバルヘルスケア)クリニック・デンタル

~上海ジャピオン2006年5月26日発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP