夏バテ対策に「黒砂糖」
――あー暑い、ちょっと歩いただけでも汗がだらだら…。つい、アイスばっかり食べてしまっています。
先生 冷たいものばかりを食べると、身体や胃腸を冷やしてしまい、夏バテの原因にもなります。そこで「黒砂糖」を使ってみてはいかがでしょうか。独特の風味のある甘味料で、栄養が豊富なんですよ。
――黒砂糖ですか! 白砂糖とどこが違うのですか。
先生 黒砂糖は、サトウキビの絞り汁をそのまま煮詰めて作られます。白砂糖のように、精製の際「糖蜜」と呼ばれる製糖の副産物を取り除きません。その分、糖度は低くなりますが、カルシウムやリン、鉄、ビタミンB類といったミネラルを多く含んでいます。さらに、黒砂糖は白砂糖の150倍以上のカルシウムを含んでいると言われています。
――普段はどうやって摂ればいいでしょうか。また、摂取する際の注意点はありますか?
先生 普段飲む紅茶やコーヒーに入れても構いませんし、調理の際に白砂糖の代わりとしてぜひ黒砂糖を使ってみてください。チャーシューを煮込む際に黒砂糖を入れると、コクの深い味に仕上がります。ミネラル分が豊富と言っても糖分なので、摂取量はほどほどにしましょうね。
~上海ジャピオン2016年07月22日号