解毒作用を求める人に
――寒くなってきましたね! 火鍋や四川料理など、辛いものを多く食べているせいか、吹き出物や口内炎ができてしまいました。
先生 中国では昔から、その状態のことを「上火(シャンホオ)」を呼びます。歯茎やのどが痛み、便秘の症状も出ていませんか? そんな時には「去火(チュウホオ)」の作用が期待できる、こちらのお茶「潤生茶」を飲んでみてください。
――初めて聞くお茶ですが、私は確かにその症状が当てはまります!
先生 中国人は「上火」をとても気にするので、辛いものを食べる時は体内の火のバランスを取るため何かしら「去火」作用のあるものを一緒に取るようにしているんですよ。こちらのお茶には金銀花や菊花、天草や黄蓮などの漢方が含まれ、火を鎮め、解毒する作用があるといわれています。
――お茶はどのように飲んだらいいですか?
先生 お湯を注いで15分ほど蒸らした後、茶葉を出してから飲んでください。1日数杯、同じ茶葉で飲めますよ。上火の症状が和らいだら飲む必要はありませんが、辛いものを食べる時には予防の意味を込めて飲むといいですね。便が緩くなりすぎる場合には、飲む量を減らしてください。妊婦さんと赤ちゃんは摂取を控えてください。
~上海ジャピオン2019年12月20日発行号